空き家にすると起こる問題について解説!

皆さん、こんにちは。

カナリアペイントです。

さて、本日もタイトルにもある通り

「空き家にすると起こる問題について解説!」

ということで、近年多く問題になっている空き家にしてしまうことの問題点について解説していきます。

過去に空き家に関する記事については多数あげてきましたので併せてみてみてくださいね。(^^♪

<過去の記事はこちら!>

空き家を売る時の豆知識 | 空き家買取応援隊

それでは、話を戻して空き家の問題点についてお話します。

まず、空き家とは何か説明しますね。

§空き家とは

→1年以上住んでいない、または使われていない家のこと。

具体駅な判断基準としては

  • 人の出入りの有無
  • 電気、ガス、水道の使用状況ないしそれらが使用可能な状態にあるか
  • 物件の登記記録や所有者の住民票の内容
  • 物件が適切に管理されているか
  • 所有者の利用実績

などがあります。

ただ、中には自治体や市町村が強制的に介入してくる「特定空き家」というものがあります。

§特定空き家とは

→自治体や市町村によって所有者の確認を行うことなく、勝手に対策を行う空き家のことです。

なぜこのような処置がOKなのかというと

空き家対策特別措置法が生まれた背景は、放置され倒壊の危険があるものや、適切に管理されず景観を損なうケース、犯罪に利用される事案が増えた為です。

国としてこのような空き家を減少させることを目的に空き家対策特措法を制定し、先に触れたような空き家を自治体が介入できる事としました。

そこで、空き家に関する問題点を箇条書きで簡単に解説します。

空き家にすると、いくつかの問題が発生する可能性があります。

主な問題点としては以下のようなものがあります:

  1. 治安の悪化
    空き家は犯罪の温床になることがあります。特に空き家が長期間放置されると、不法侵入や器物損壊、さらには犯罪の拠点として利用されるリスクが高まります。
  2. 老朽化の進行
    空き家は定期的なメンテナンスや管理が行われないため、建物が劣化しやすく、構造が弱くなることがあります。水漏れや腐食、カビの発生などが進行し、最終的には修繕が困難になる場合もあります。
  3. 税金や維持費の負担
    空き家があると、所有者は不動産税や維持管理に関する費用がかかります。また、特に空き家が放置されていると、地方自治体から空き家対策のために行政から指導や罰則が課せられることもあります。
  4. 近隣住民への影響
    空き家が近隣にあると、その外観が荒れてしまうことがあり、周辺の景観や住環境が悪化することがあります。近隣住民の不安を招くこともあります。
  5. 資産価値の低下
    空き家があることによって、その地域全体の資産価値が下がる可能性があります。特に不動産市場が注目されている地域では、周辺の住宅価格に影響を与えることが考えられます。
  6. 公共の安全に対する懸念
    空き家が倒壊や火災の原因になることもあります。特に老朽化した建物では、風や雨、地震などの自然災害で危険な状態になることがあります。

これらの問題を解決するためには、空き家の管理や活用方法を考えることが重要です。例えば、リフォームして貸し出す、地域で利用できるスペースに転用するなどの方法が考えられます。

上記の問題点についてより詳しく説明していこうと思います。

1.治安の悪化について

→空き家の放置によって、放火被害にあったり犯罪に使われたりするなど地域の治安が悪化することにつながります。

また、近年問題となっている薬物の売買や栽培で使用されたり、特殊詐欺の被害金などの受け渡し場所にもなったりしてしまいます。

これによって人目のつかない場所ができることによって治安が悪化するのです。

これは、アメリカの犯罪学者が「窓割れ理論」を提唱しています。

§窓割れ理論とは

次に

2.老朽化の進行について

→建物が老朽化するとどうなると思いますか?

そうです。

まず、建物が壊れて崩れます。

道を歩いていて横で家が壊れたら怖いですよね。最悪下敷きになってしまったりして命を落とすこともあると思います。

建物は人が住んでいる場合といない場合では圧倒的に人が住んでいない場合の方が老朽化は早くなります。

老朽化が早くなるということは、せっかく何千万という金額で買った家の資産価値は大きく下がります。

読者さんに聞きたいと思いますが、

過去に人が住んでいてある程度リフォームされたきれいな家

一切人は住んでいないけどずっと空き家として放置された老朽化した家

だったらどっちを選びますか?

絶対前者ですよね。

結局人はきれいな場所に住みたいと思うはずです。

住みたいと思えない場所に資産価値はないのは当然ですね。

なぜ、人が住んでいないと老朽化しやすいのかというと

それは・・・

人が住んでいない空き家は適切な換気がされないため、湿気が溜まりやすく、カビやシロアリが発生するから

となります。

シロアリが発生すると木材の腐食が進み、住宅の構造にも問題がでるためです。

人が住めば、掃除なりなんなりで手入れがされていきますからね。( *´艸`)

そして・・・

3.税金や維持費の負担について

→日本では、家を所有すると空き家でもお金がかかります。

かかるもの

・固定資産税

・都市計画税

・電気代

・水道代

など

そして、お金を払えなかったりひどい状態で放置が続くと

「行政代執行」

により強制的に解体されて、費用は自己負担というきつい流れになります。( ;∀;)

例えばの例でいうと

実際に三重県名張市では、2023年に行政代執行により解体が行われましたが、解体費用は約700万円で、通常の住宅の解体時と比べて、かなりの高額となっています。

参照元:伊賀タウン情報 YOU|倒壊恐れの空き家解体 名張市で行政代執行

4.近隣住民の影響について

→空き家は管理できないと、トラブルになってしまいます。

というのも、もし空き家が倒壊して隣家や通行人に損害を与えるとどうなるでしょう?

当然、損害賠償請求をされます。なので、自然災害によって損害を他人に与えてしまった場合でも所有者の責任になるのでご注意を。( ;∀;)

たとえば

実際に公益財団法人である日本住宅総合センターによると、空き家の倒壊によって隣接する住宅が全壊して死亡事故が発生した場合に2億円にも及ぶ損害額が試算されています。

参照元:公益財団法人 日本住宅総合センター|空き家発生による外部不経済の損害額の試算結果

なので、早急に対処してしまうことをお勧めします。後になって何億円も払うことより絶対得です!

まあ、一番はそんなリスクを持つことつまり持ち家を持たなければいいのではと思いますがね。

ということで以上です!

また次回の投稿もお楽しみに!(^^)/