住宅ローンの金利が上がる件となぜそのような状況になってしまったのか簡単に解説!

皆さん、こんにちは。

カナリアペイントです。

さて、今回は、タイトルにもある通り

「住宅ローンの金利が上がる件について」

お話していこうと思っています!

ところで、皆さんこの件についてどう思われていますか?

不動産の観点で話をすると住宅ローンの金利が上がるということは、ローンで住宅を購入する場合により多く金額を利息のような感じで払わなければいけません。

正規の金額よりも高くなってしまうのはあまりうれしくないですよね。

とは言え今まで変動金利と固定金利についてはお話してきました。

<以下参照>

社会情勢によって最近、上がってきた金利について解説! | 空き家買取応援隊

もし、まだ固定金利や変動金利について知らない方は上記の記事を見てみてくださいね。

見れましたか?

今日は、この金利の上昇について詳しく話していこうと思います。

これは、8月に政策金利が0.25%に引き上げられることとなりました。

なんで引き上げられる事になったのか知ってますか?

また、この引き上げが私たちの日常にどう影響していくのかもお話していきますね。

◆日銀が追加の利上げを行った理由とは?

→今回、日銀が追加の利上げを行ったのは、経済と物価が日銀の見通しに沿った形で推移し、2%の物価目標に近づいたと判断したからです。

景気については、企業収益の改善、設備投資のゆるやかな増加がみられています。また、家計においても、賃金面では春季労使交渉で前年を大きく上回る賃上げが実現した大企業だけでなく、幅広い地域・業種・企業規模において賃上げの動きに広がりがみられます。

また、個人消費は底堅く、景気はゆるやかに回復していると判断されました。

物価については、賃金の上昇を販売価格に反映する動きが強まってきており、サービス価格のゆるやかな上昇が続いています。

企業や家計の予想物価上昇率もゆるやかに上昇しており、生鮮食品を除く消費者物価の前年比は、2024年度に2%台半ばとなった後、25年度および26年度は、おおむね2%程度で推移すると予想されています。

これ、実際どう思いますか?実際物価だけが上がり賃金は平行線の状態の中で実質苦しくなってますよね。

今回、今までマイナス金利などの金利の無い世界から金利のある世界に代わっていきますが、日本はほんと大きな変化を嫌う国のようで、ほんと増え方も微細ですしね。

◆利上げによって日々の生活にどのような影響があるのか?

<メリット>

・金融機関の預金金利が上昇して預金しておくだけでお金が増えていく量が増える。現在は、0.02%から0.1%になってます。

・金利が上がると金融機関からお金を借りて買い物をする人が減り、消費に回るお金が減ることで物価の上昇が抑制される。

<デメリット>

・住宅ローンなどでの銀行ローンの借り入れ金利の上昇して利息の負担が増える。例えば、変動金利の基準となる短期プライムレートが引き上がり、変動金利型の住宅ローンを利用している人の借入利息の負担が大きくなります。日本では変動金利型の住宅ローンを選んでいる人が多いので、利上げによる住宅ローンへの影響は大きくなる。

・株価に大きなマイナスの影響を与える。利上げによって新規事業への投資や新たな設備投資など、企業がより成長するための選択をしにくくなるためです。利上げによって企業の借入利息の負担が大きくなると、金融機関から融資を受けて設備投資を行うことに消極的になる企業が増える。

・企業の設備投資等に消極的になる。それにより新規事業への投資や新たな設備投資など、企業がより成長するための選択をしにくくなることが想定されます。

§短期プライムレートとは

→金融機関が有料企業向けの短期貸出(1年未満の期間の貸出)に適用されるレートのこと。

◆日本は、なぜ今まで利下げばかりで利上げをしてこなかったのか?

→2022年のピーク時に米国の消費者物価指数の上昇率が前年と比べて10%近くまで上昇するなか、日本の上昇率は3~4%程度にとどまりました。そのため、日銀はあくまで「一時的な物価の上昇」であると判断し、政策金利を上げませんでした。

その日本の独自の判断によって実際、日本の経済成長力は弱く、世界的な物価高の状況においても、その後においてもそれほど物価は上昇しなかったため、欧米各国と利上げのサイクルが異なる状況になってしまったんです。

ということで、本日の内容はここまで!

またの機会にお会いしましょう!